耳垂れ・におい
耳漏・耳がくさい
耳漏とは、耳から液体が出ることです。また耳漏は感染から来ることもあり、耳から不快な臭いがすることもあります。
耳漏・耳がにおうなどの症状がある場合、以下のような病気が考えられます。
- 耳垢栓塞
- 外耳炎
- 中耳炎
耳垢栓塞は、耳垢が固まって耳道を塞いでしまうことで起こります。耳垢は、耳の穴から外耳道を覆うように分泌されるもので、本来は耳を保護する役割があります。しかし、耳垢の量が多くなったり、耳垢の成分が硬くなったりすると、耳道を塞いでしまうことがあります。
外耳炎は、外耳道の炎症によって起こります。外耳炎には、湿疹や化膿など、さまざまな種類がありますが、臭ったり耳漏が生じると感染が増悪している可能性が高くなり、鼓膜の炎症などもきたすため早急な治療が必要です。
中耳炎は、中耳の炎症によって起こります。急性中耳炎では急激な炎症により鼓膜穿孔を来し耳漏を生じさせます。しかし臭いが生じることは少なく、もし臭いがあるようでしたら嫌気性菌などの悪い細菌があることがあり注意が必要です。
また臭いが生じる中耳炎の代表は慢性中耳炎であり、こちらは耐性菌や嫌気性菌など悪い細菌がついていることが多くあります。悪化すると難聴だけではなく、周囲の頭蓋骨を溶かしたり、脳の炎症もきたすことがあり早急な治療が必要となります。