こちらの病気も、突然耳が聞こえなくなる代表的な疾患です。

３０～４０代女性に多く、不規則な生活やストレスによって発症すると考えられています。

 

症状ですが、最初は低音領域の感音難聴から始まりますが治療を怠ると中～高音域まで障害される高度難聴に発展することがあります。

同時に「めまい」「吐き気」「耳鳴」といった症状も高頻度で伴います。

また同じ突然聞こえなくなる病気である突発性難聴と似ていますが、大きく異なる点がいくつかあります。

大きな異なる点が「再発を繰り返す」点です。

突発性難聴と同様に聴力が低下し、適切な治療をすれば８割以上の方が治癒しますが、原因が「内リンパ水腫」によるものであるためストレスを受けると再発する可能性があります。

また症状として「吐き気」や「めまい」を高頻度で併発しやすい特徴があります。

治療は突発性難聴と同様にステロイド投与を中心に行いますが、内リンパ液の調整を行う「イソバイトシロップ」を使用します。

適切な治療を早急に行わない場合は聴力が回復しないことや、稀に両側へ発症する場合がありますので注意が必要です。