血管運動性鼻炎
女性に多い疾患です。
季節の変わり目に「鼻閉」や「鼻汁」の症状があり、花粉症かな?と思い検査をしても、特異抗体検出がなくアレルギーではないと診断された多く方がこの疾患と診断されます。
この疾患は、鼻汁を出したり鼻の血管・粘膜を司る神経が過剰に反応してしまうことで、鼻閉や鼻汁など花粉症/アレルギー性鼻炎によく似た症状を来たします。
治療法は、アレルギー性鼻炎と同様に抗ヒスタミン薬を内服したり、ステロイド点鼻薬を使用します。
しかしアレルギー性鼻炎と比較するとやや治療効果が薄いことが多くみられます。元々鼻中隔湾曲症が強い方はより症状が強くなるため、内服治療でコントロールが難しい場合は手術による治療も考慮する必要があります。