花粉症(アレルギー性鼻炎)
日本人の約半数が罹っている疾患といっても過言ではありません。
また子供も2歳前後から罹ることが多くみられるようになってきており、大人から子供まで幅広くかかる病気となっています。
アレルギー性鼻炎は、アレルギーの中でもⅠ型アレルギーという部類の機序で、一度マスト細胞と特異的IgE抗体がくっついてしまうと、抗原(花粉等)が体の中に入ってくるたびに過剰な反応を起こしてしまうことで生じます。
またアレルギー性鼻炎は、主に花粉症と言われる季節性アレルギーと、ダニ・ハウスダストといった通年性アレルギーに分類されます。
どちらも治療法としては、まずは抗ヒスタミン薬や抗ロイコトリエン薬を用いて内服コントロールを行いますが、鼻粘膜の状況や症状の重症度が高ければステロイド点鼻薬を追加使用してより治療強度を強化します。
治療薬は子供から使用できるものがほとんどとなっています。
*ステロイド点鼻薬も小さいお子様から使用可能です。
また最近では根治を目指す「舌下免疫療法」も治療選択の一部となっています。
これは日々少しずつアレルギー性物質を体に取り込むことで、体を慣らすという治療法です。殆ど副作用もなくお勧めですので、気になる方はお聞きください。
*只今出荷制限により、スギ花粉の舌下免疫療法は、新規患者様の開始ができない状況となっています。
ご希望の方は、業者より配給され次第優先的に開始いたしますのでお気軽に予約ください。