耳が痛い
耳が痛くなる病気とは
耳は、外耳、中耳、内耳の3つの部分から構成されています。耳が痛くなる病気は、これらのいずれかの部分に炎症や感染が起こることで起こります。
耳が痛くなる病気の種類と原因
耳が痛くなる病気の種類は、大きく分けて以下の2つがあります。
- 外耳炎:外耳道に炎症が起こる病気
- 中耳炎:中耳に炎症が起こる病気
外耳炎
外耳炎の原因は、主に以下の2つです。
- 細菌感染
- アレルギー
細菌感染による外耳炎は、多くは外耳道に傷が出来て、そこから感染します。殆どは耳かきのし過ぎや、イヤホンのつけすぎから生じます。
また稀に水泳や入浴中に耳の中に水が入ったことで、細菌が繁殖することで起こります。
アレルギーによる外耳炎は、花粉やハウスダストなどのアレルギー物質が外耳道に付着することで起こります。
中耳炎
中耳炎の原因は、主に以下の2つです。
- ウイルス感染
- 細菌感染
ウイルス感染による中耳炎は、風邪やインフルエンザなどのウイルス感染が原因で起こります。細菌感染による中耳炎は、鼻やのどの細菌が風邪を引いた後に、喉と耳の間の管が炎症により開いてしまい、中耳に細菌が流入し感染することで起こります。
随伴する症状
耳痛に随伴する症状は、以下のようなものがあります。
- 発熱
- 耳だれ
- 難聴
- 耳鳴り
耳が痛くなったら
耳が痛くなったら、早めに医療機関を受診しましょう。
耳が痛くなる病気の中には、放置すると難聴や聴覚障害などの後遺症が残る可能性がある病気もあります。また、重症化すると髄膜炎や脳炎などの重篤な病気を引き起こす可能性がある病気もあります。
医療機関を受診する際は、以下のことに気を付けましょう。
- 耳の痛みや発熱などの症状がある
- 耳だれや耳鳴りなどの症状がある
- 耳に異物が入った
- 風邪やインフルエンザなどの感染症にかかった
耳が痛くなる病気の予防
耳が痛くなる病気の予防には、以下のことに気を付けるとよいでしょう。
- 風邪やインフルエンザなどの感染症を予防する
- 水泳や入浴中に耳の中に水が入らないようにする
- 耳に異物を入れないようにする
また、耳の健康を維持するために、以下のことに気を付けましょう。
- 耳垢を無理に取ろうとしない
- 耳栓やヘッドホンを使用するときは、耳に負担がかからないものを選ぶ