急性咽喉頭炎
のどは咽頭という体の部位であり、咽頭は上から上咽頭、中咽頭、下咽頭と分けられます。
上咽頭:鼻の奥から口蓋垂までの部分
中咽頭:口蓋垂~扁桃~舌の付け根
下咽頭:舌の付け根~食道まで
また咽頭から気管までに声を出す部位があり、その部分を喉頭と言います。
よく風邪の後に声がれ(嗄声)を起こすことがありますが、喉頭まで炎症をきたす事によって生じています。
喉頭まで炎症を起こし未治療であると、「急性喉頭蓋炎」という窒息する病気に進展することがあり注意が必要です。
のどの炎症は、部位・症状によってウイルス性であるか細菌性であるかの診断
が分かれます。
耳鼻咽喉科では、喉の内視鏡を使用してしっかり喉の奥まで確認することにより、的確な治療を行うことが可能です。
今までのどの痛みの多くは風邪のウイルスから生じることが多かったのですが、最近では「コロナウイルス」や「インフルエンザ」が通年性に罹患することが増えたり、淋菌やクラミジア・梅毒など性病による咽頭炎が急増しているため、しっかりとした診察と治療が必要になっています。