咽頭異常感症
喉のざらざらとした違和感が長期に渡り取れない、張り付いた感じがする、できものができている気がするなどの症状を訴える方は多くいらっしゃいます。
咽頭違和感は耳鼻咽喉科でも2番目に治りにくい症状です。
以前はストレス等が原因と言われていたため、よくあるのが簡単に内視鏡を観察して「気のせいだ」とか「様子を見ましょう」と言われることです。
しかし実際は多くの要因が絡み合って生じていることも多いと判明してきました。
その中でも多いのが
・副鼻腔炎による後鼻漏
・逆流性食道炎による粘膜炎
・閉塞性無呼吸症候群による粘膜炎
があげられます。
また時折
・嚥下機能低下による喀痰貯留
・慢性上咽頭炎
などが原因になることもあり、喉頭内視鏡による綿密な観察と医師による確かな観察眼が重要になっています。
ただ本当ストレスにより生じることもあるのは事実ですので(喉の知覚神経は交感・副交感神経と交通している脳神経の一部であることが関与しているかもしれないとも言われています)、多くの考えられる要因を治療した後に最終的に精神・神経に効果的な薬剤も使用するケースも多くございます。
BSPOT療法とは?
Bスポット療法(正式名:上咽頭擦過療法)は、のどの奥(上咽頭)に塩化亜鉛という薬剤を含ませた綿棒を当て、炎症を抑える治療法です。
上咽頭は鼻とのどの境目にあたり、慢性的な炎症が起こりやすい場所です。
上咽頭に塩化亜鉛を擦過することでのどの違和感、後鼻漏(のどに流れる鼻水) などの改善が期待できます。
治療の流れ
①診察で適応を確認します。
②細長い綿棒を使い、上咽頭に塩化亜鉛を塗布します。(当院は経鼻法で行います。)
③数秒で終了しますが、しみるような痛みや鼻の奥の違和感が生じることがあります。
④治療後しばらくして、のどや鼻から出血することがありますが通常は自然に止まります。
⑤基本は4~6週行い治療効果を判定します。
【料金】
月4回内視鏡を見ながら治療を行いますが、基本は月1回のみ内視鏡の料金(1800円)がかかります。
他は処置料金が毎回かかります。(600円ほど)
【注意】
痛みは1~3回まで強く生じる場合があります。4回目以降は炎症もおさまるので痛みは抑えられることが多いです。
期待できる効果
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慢性のどの痛み・違和感の改善
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後鼻漏、鼻づまりの軽減
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アレルギー性鼻炎の症状緩和
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自律神経症状(慢性疲労感、頭痛など)の緩和
- IgA腎症
