急性咽頭炎
🌿 急性咽頭炎(いんとうえん)とは
咽頭炎は、のど(咽頭)の粘膜が炎症を起こし、痛みや違和感が出る病気です。
風邪(かぜ)の症状の一つとしてよく見られますが、原因や症状にはさまざまなものがあります。
🦠 原因
咽頭炎の多くはウイルス感染によるもので、風邪の主症状として起こります。
ウイルス感染は多くは接触・飛沫によるものですので、呼吸・食事の際に咽頭・鼻粘膜に付着した後に増殖→発症します。
その為、ほとんどは咽頭の違和感から症状が始まります。
一方、細菌(溶連菌・口腔ない細菌など)が原因となる場合もあり、この場合は抗生剤が必要です。
主な原因:
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ウイルス感染(風邪、インフルエンザ、コロナなど)
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細菌感染(溶連菌、肺炎球菌など)
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アレルギーや乾燥による刺激
🤒 主な症状
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のどの痛み・イガイガ感
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飲み込むときの痛み
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発熱(微熱~高熱)
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せき、鼻水
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声がれ
中咽頭~上咽頭に付着したウイルスは、上(鼻腔~副鼻腔)や下(喉頭~気管支~肺)に進展すると様々な症状を引き起こします。症状はウイルスによって様々です。
軽度であれば咽頭発赤・軽度の疼痛のみで2~4日で改善する場合が多くありますが、症状が強くなる・長引く際は細菌の混合感染が疑われる場合があります。実際に炎症が強い咽喉頭炎は、2~3割の確率で細菌感染があるといわれています。
*その場合は高熱・強いのどの痛み・扁桃の腫れや膿がみられることがあります。
🏥 診断と治療
診察では、のどの所見(赤み、腫れ、膿など)を確認し、必要に応じて迅速検査(溶連菌検査など)を行います。
耳鼻咽喉科は咽頭・鼻腔粘膜を観察することで、おおよそのウイルス・細菌感染を判断することが可能です。
治療は原因によって異なります。
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ウイルス性:基本的に自然治癒、対症療法(解熱剤、鎮痛薬、うがいなど)
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細菌性:抗生剤が必要
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乾燥・アレルギー:保湿・抗アレルギー薬など
🏡 ご家庭でのケア
ウイルス性の咽頭炎は、自宅でのケアで十分改善することが多くあります。
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水分を十分にとる
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のどを乾燥させない(加湿、マスク)
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安静にして休養をとる
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痛みが強い場合は鎮痛解熱剤を使用
🚨 こんなときは受診を
多くのウイルス性の咽頭炎は自然経過で治癒する場合が多くあります。しかし、
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3~4日以上高熱が続く
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飲み込みが困難で食事ができない、つばを飲み込むのが痛い
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呼吸が苦しい、声が出ない
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首が腫れて痛む
など、「強い症状」が出てきた場合は速やかな病院の受診をお勧め致します。
当院では、患者さん一人ひとりの症状に応じて丁寧な診察と治療を心がけています。
気になる症状があればお気軽にご相談ください。
